2021.04.07
マイクロスコープを活用した精密な歯科治療
当院では、むし歯治療や歯の根の治療である根管治療などに、「マイクロスコープ」を活用しております。
根管への精密な処置が可能となり、治療の成功率も大きく向上します。
今回はそんなマイクロスコープを活用した歯科治療についてわかりやすく解説します。
マイクロスコープとは?
マイクロスコープとは、「歯科用に改良された医療用の顕微鏡」です。
マイクロスコープを介して術野を観察することで、「肉眼の20倍程度」まで視野を拡大することができます。
根管という組織は、もともと肉眼では確認できないほど細く、暗く、複雑な構造を呈していることから、マイクロスコープによる視野の拡大は、治療において非常に有益な効果をもたらします。
根管治療の成功率
一般の歯科で行われている根管療法は、「成功率が50%程度」にとどまっている、というデータがあります。
この数値だけ見ても、根管療法がいかに難しい治療かお分かりいただけるかと思います。
そんな根管治療の成功率は、マイクロスコープを活用することにより、「大幅に改善」することが可能です。
歯を残せる可能性も高まる
根管治療は、「重症化したむし歯」に対して適応されるものです。
失敗すれば、抜歯せざるを得ないケースが大半といえます。
それだけに、できるだけ精密な根管処置を実施する必要があるのです。
マイクロスコープを活用した根管療法であれば、患者さまの大切な天然歯も残せる可能性が高まります。
今現在、「天然歯に優る人工歯は存在していない」ため、根管治療で保存する意義は極めて高いといえます。
まとめ
このように、当院では難易度の高い根管治療に、歯科用顕微鏡であるマイクロスコープを活用しております。
精密な処置が可能となり、根管治療の成功率も高まりますので、他院で抜歯しかない、と診断された方も、まずは当院までご相談ください。
もしかしたら歯を抜かずとも治療できるかもしれません。
ちなみに、一般的なむし歯治療にもマイクロスコープを活用しております。