2021.09.15
口臭の原因の多くは歯周病。どんなニオイ？治せる？
こんにちは。
小倉南区東貫の「そね歯科クリニック」です。
口臭トラブルは繊細な問題。人から指摘を受けることもなかなかないため、自己管理が大切です。
そんな口臭には、空腹時や飲酒時など生活していれば健康な人でも発生する口臭と、何らかの病気が原因で発生する病的口臭があります。
一説によれば病的口臭の8割がお口に原因があり、その多くが歯周病ともいわれています。
歯周病による口臭は、「腐卵臭」「玉ねぎの腐ったようなニオイ」「生ゴミのようなニオイ」などと例えられます。
この口臭の原因とされるのが、鼻にツンとくるニオイである「VSC（揮発性硫黄化合物）」という物質です。
歯周病が進行すると歯ぐきの溝が深くなり、その溝に細菌がたまることでVSCが発生します。
VSCは、主に次の3種類のガスからなります。
・硫化水素（腐卵臭）
・メチルメルカプタン（玉ねぎの腐ったようなニオイ）
・ジメチルサルファイド（生ごみのようなニオイ）
この3種類のガスが混ざりあい、口臭を発生させるのです。
歯周病による口臭は、歯周病治療をしっかり行うことで改善できます。
治療のポイントは、歯周病の原因である細菌へのアプローチです。歯周病の治療では、細菌の塊である歯石や歯垢を専用の器具を用いて徹底的に取り除きます。
ただし、どれだけキレイに掃除しても歯周病の原因となる細菌をゼロにはできません。
毎日の歯磨きによって細菌の増殖を抑えてコントロールすることも大切です。
歯を磨いても口臭が気になる方は歯周病の可能性があります。
初期の歯周病は自覚症状が少なく、自分では気づきにくいのが特徴です。最寄りの歯医者で、歯周病の検査を受けてみてはいかがでしょうか。
そね歯科クリニックでは、歯周病の治療や予防に力を入れております。お口のクリーニングだけではなく、歯周病の進行を抑えて口臭を発生させないような磨き方のアドバイスもしております。
お口の健康を整えて、口臭の悩みを解決しましょう。